連帯ユニオン議員ネット大会
連帯ユニオン議員ネットは、2005年に結成され、現在約50名の現職・元議員と議員候補者が参加しています。2月8日、第14回大会が学働館・関生で開催されました。
◆関生支部と共に闘うことを決議◆
第1部では、昨年度の活動報告・会計報告、今年度の活動方針・予算・役員体制を原案通り承認・決定しました。
第2部記念講演では、前半に武洋一関生支部書記長が、個社の争議を支部全体で取り組むなかで、産業政策運動を創り上げてきたこと。それに対する権力弾圧を繰り返し受けてもなお産別運動、労働運動を進めてきた歴史と、現在の弾圧について語りました。
続けて、「連帯労組関生支部弾圧への糾弾と我々が共に闘う決意を示す決議」を満場一致で決議し、議員ネットも共に弾圧と闘う決意を示しました。
後半は、反ヘイト活動家の野間易通氏と連帯議員ネット代表戸田門真市議との講演が行われました。はじめに、ヘイト追撃動画の紹介があり、2003年に野間氏が結成した「しばき隊」による反ヘイトカウンター運動の報告や戸田市議の職員研修用の「ヘイト問題DVD」を門真市が採用したことを報告。カウンター行動を実践している会員から、反ヘイト行動の必要性・重要性について発言が相次ぎました。
◆箕面市議と分会の連携で成果を出す◆
第3部で、ゼネラル支部あかつき福祉会分会と中西とも子箕面市議とが連携した取り組みの報告がありました。あかつき福祉会は、箕面市の出資団体。市立施設の指定管理者であり、市指定のゴミ袋製造を独占する社会福祉法人です。
2012年の分会結成後、ゴミ袋事業に従事する障がい者の工賃をピンハネしていることが発覚。そのことを追及して、あかつき福祉会に認めさせました。
中西議員は議会でごみ袋事業の市内障がい者事業所とのシェア化を追求し、2014年に実現させました。
また、分会は、あかつき福祉会の不当労働行為を労働委員会で争い、2018年市議会に「指定管理者の労働関係法令に違反する行為の根絶を求める請願」を行い、議会からも指定管理者に労働法遵守を求めています。
◆労働組合と議員で権利や安全を守る◆
このように、労働組合と議員の連携によって、個別問題にとどまらず地域運動の前進を図ることが可能になります。これこそが、連帯ユニオン・議員ネットの目的です。悪質企業で働く者の権利や安全を守り、地域の労働相場の切り下げを打破することができると確信できる報告でした。
その後、懇親会に移り参加者の経験を語りあい、今年春に行われる統一地方選挙に勝利する決意を固めて散会しました。
【 くさり3月号より 】